代表理事プロフィール
翁長 有希(おなが ゆうき)
大学卒業後3年間の教員経験を経て、県内の人材育成・コンサルティング会社にキャリア教育事業担当として転職。経済産業省・中小企業庁・沖縄県の教育支援および人材育成に関する委託事業等を多数マネジメント。同社退職後は、フリーランスにてキャリア教育コーディネーターとして県内の学校支援に携わりながら、第一子出産経験後、一般社団法人be.らぼらとりを設立。子育て支援、女性活躍推進等の事業を展開中。
■資格・現職:
・一般社団法人be.らぼらとり 代表理事
・認定キャリア教育コーディネーター
(一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会認定)
・文部科学省委嘱CSマイスター
・一般社団法人沖縄キャリア教育支援企業ネットワーク 理事
・一般社団法人沖縄県キャリア支援・教育連携協議会 理事
■主な実績:
・キャリア教育コーディネート支援: 県内小学校~大学50件以上
・就職支援・キャリア教育関連事業マネジメント:50件以上
・ベビーキャリア教育:事業開発およびカリキュラム開発
■委員等就任実績:
・沖縄県振興審議会 学術・人づくり部会専門委員(2019-2021年度)
・沖縄県生涯学習審議会委員(2020年度-) 他
■研修・コンサルティング関連:
<自治体・学校向け>
・教育委員会・校長等管理職・教職員向け「キャリア教育の魅力と可能性」
・教育委員会・校長等管理職・教職員向け「これからの時代におけるキャリア教育の役割」
・教育委員会向け「コミュニティ・スクール導入に関するコンサルティング」
・教育委員会向け「地域コーディネーター養成研修」
<個人向け>
・地域コーディネーター・教育コーディネーター向け「教育コーディネーター養成講座」
・教育関係者向け「これからの時代の教育改革」(オンラインサロン)
・子育てママ向け「ベビーキャリア教育」「脳育おもちゃ講座」
■プロフィール
・2004年―大学卒業後、県内私立中学校・高校において教鞭をとる。教科は英語を専科とし、校務分掌としてクラス担任、進路指導部等を経験。
・2007年―県内の人材育成会社に転職。小学校~大学等を対象とするキャリア教育事業として従事。国・県・市町村等の委託事業を複数担当。
・2012年―同社にて代表取締役社長に就任。キャリア教育事業をはじめ、企業コンサルティング・地域活性化事業等を手掛ける。
・2016年―第1子妊娠を機に代表取締役社長を退任、同社退職。キャリア教育コーディネーターとしてフリーランスに転向。
・2017年―キャリア教育コーディネーターとしての活動をしながら、子育て支援団体MamaBeeを立ち上げ。子育てママ向けの講座やコミュニティスペースの運営を開始。2019年同団体を法人化し、一般社団法人be.らぼらとり代表理事に就任。
・2021年―第2子出産。
・2023年―第3子出産。
渡部 真由美(わたなべまゆみ)
大学卒業後、人材コンサルティング企業にて、営業および採用コンサルタントとして勤務。 その後、大手半導体メーカーに転職し、採用および社員教育全般を担当。沖縄へ移住後は、ITベンチャー企業にて、人事リーダーとして人事全般を担当。第一子出産後、一般社団法人be.らぼらとりを設立。女性特化型のキャリア支援、仕事と育児の両立、男性育休取得、女性活躍推進事業等に邁進中。
▪️資格・現職:
国家資格キャリアコンサルタント
一般社団法人 be.らぼらとり 代表理事
一般社団法人 日本ベビーサイン協会 認定リーダー講師
株式会社パーソル総合研究所 ダイバーシティ・コミュニケーション認定講師
▪️主な実績:
《キャリアコンサルティング関連》
・就職・転職相談:300名以上
・組織内キャリア面談:1,000名以上 (産前産後&育児休職・復職に伴うカウンセリング多数)
・学生向け就職支援:300名以上
《研修関連》
◉自治体・各種団体
・ミス・インターナショナル世界大会 68ヶ国のミス向け「コミュニケーションワークショップ」
・沖縄ワタベウエディング株式会社 新入社員向け「キャリア研修」「タイムマネジメント研修」
・沖縄県豊見城市 経営者向け「プレゼンテーション研修」「ロジカルシンキング研修」
・沖縄県宜野座村 職員向け「チームビルディング研修」
・中国A+ 中国人向け「日本のおもてなしセミナー」
◉個人向けワークショップ ・フリーランス講師向け
「講座運営・講座作り研修(シナリオ作成、印象&プレゼンテーション力アップ)」
《その他(企画・コーディネート)》
・クライアント/自社向け新卒・中途採用戦略の企画・立案(採用コンセプト、広告企画、選考プロセス管理、採用アシスタント育成)
・クライアント/自社向け採用選考基準の策定・面接(コンピテンシー基準、面接マニュアル、面接員育成、面接の実施)
・自社向け新入社員、若手、中堅、マネジメント社員向け研修策定
・自社向けマネジメント・モラルサーベイ、従業員満足度調査策定
・自社向け勤怠管理、メンタルヘルスマネジメント、就業規則・各種人事制度改訂
・労働組合執行委員(ワーク/ライフ・バランス、労働対策、安全衛生、メンタルヘルス予防)
▪️プロフィール:
・2001年:就職氷河期で新卒求人数大幅削減の最中、人材コンサルティングのベンチャー企業に就職。新規事業の立ち上げ時期だったので、とにかく寝る間を惜しんでがむしゃらに働く。
・2004年:企業の内側から人材について深く向き合いたいと思い、日本で屈指の歴史ある大手メーカーに転職。毎年、新卒100名、中途50名を全国巡業して採用。後に教育の部署へ異動となり、社員の研修やキャリア面談を担当。労働組合執行委員を兼務し、主に女性向け相談窓口を担当。この頃から趣味でスキューバダイビングを始め、沖縄へよく行くように。
・2010年:沖縄の教育問題に興味関心を持ち、思いきって単身で沖縄へ移住。ITベンチャー企業へ転職し、人事のリーダーとして、採用、教育、労務管理・メンタルヘルス等、人事全般をマネジメント。毎年、従業員満足度調査や全社員キャリア面談を実施し、各種人事の制度設計を行う。また、社外から声がかかり、「接遇・マナー」「プレゼンテーション」「チームビルディング」「コミュニケーション」など、研修やセミナー等を多数実施。
・2016年:長男を出産し、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみたいと思い、日本ベビーサイン協会にて、ベビーサイン講師資格を取得。育休中の時間を活用して、自身のベビーサイン教室を開く。
・2017年:一年間の育休を取り復職したが、そのタイミングで会社が倒産の危機に見舞われ退社。図らずもフリーランスを選択することになったが、自身が出産・子育てを経験する中で感じた母親の”生きづらさ”から、「ママ一人ひとりに自分らしい子育てスタイルが見つかりますように」との想いで「MamaBee」を立ち上げる。
・2018年:中国蘇州にて「日本のおもてなし」のセミナーを実施し、サービス業に携わる中国人500名が参加。日本流の「接遇・マナー」について海外での初仕事を経験。
・2019年:次男を出産後3ヶ月で、一般社団法人be.らぼらとりを共同設立。
・2020年:自身の仕事と子育て、仕事と介護、キャリアとライフイベントの狭間で葛藤してきた経験から、女性たちのキャリアデザインを後押ししたいと強く思い、LadyBeeキャリア塾をスタート。ミッションは「女性ならではの”働く”を輝かせる。」こと。
・2021年:パラレルワークで、女性活躍・ダイバーシティマネジメント推進コンサルティング企業にて、法人営業、プロジェクトコーディネーター、マーケティングプランナー、講師等を経験。
メッセージ
私たちは、2019年団体設立時以来、沖縄県内の妊娠期〜2歳頃のママを対象に、子育てに関するさまざまな講座を「ママカレッジBee」として提供してきました。沖縄県北部〜南部の西原町・北谷町・宜野座村・南城市の4拠点での開催実績があり、講座数はベビーマッサージや離乳食、保育園デビューやママの働き方改革まで多岐にわたり、2年間で300講座以上、延べ1000組以上の親子の利用実績があります。
2020年新型コロナウィルス感染症の流行以降は、子育てママが日々の多忙感、疲労感から解放され、子どもの成長を楽しみ、自分らしい子育てスタイルを見つけられるよう、子育てに必要な情報や知識などを1か所に集積し、全国のママを対象にオンラインスクールを開講いたしました。
私たちはこの事業を通じて、情報や知識は他で得ることは可能でも、ママ同士が情報交換する場や、ちょっとした悩み・モヤモヤを専門家に気軽に相談ができる場は、子育てママ達に高いニーズがあることを実感しています。
現在日本では、産後うつ、産後1年未満の自殺率、乳幼児虐待など「子育ての孤立」に起因する問題は多くありますが、出産〜子育て、女性のキャリアや夫婦のキャリアに必要な知識・スキル・心構えなどについて、通常の学校教育などで教わることはありません。
そして、妊娠・出産して初めてさまざまな課題に直面しても、核家族などの家族形態や社会構造の変化により、親や兄妹、親戚などからの支援も受けにくくなっており、知識も経験もなく大きな不安の中で子育てをするママが増加しています。こうした地域コミュニティの希薄化、新型コロナウィルス感染症による地域や産院の両親学級等の縮小、子どもの預かり先の減少等は、子育ての孤立化を生み、子育てと仕事の両立も極めて困難な状況を迎え、より一層日本の「少子化」に拍車をかけていることでしょう。
また、2016年には女性活躍推進法が制定されましたが、総務省「労働力調査」(平成30年)では女性就業希望者237万人のうち73.1%が非正規雇用形態を希望、求職しない女性の求職しない理由は32.6%が「出産・育児のため」であり、その経済損失額は1兆1,741億円と言われています。
沖縄県においても、非正規労働者割合は43.1%(全国1位)、女性非正規労働者は59.8%(男性は27.5%)と雇用に関する問題が存在しています。さらに、男性の育児休業取得率は18.5%(女性は96.5%)という状況で、全国同様、賃金や働き方等において公平なジェンダーを実現しているとは言えない状況です。
私たちは、2020年に「女性活躍推進」「公平なジェンダー」「仕事と育児の両立」等を主なテーマとする「LadyBee」の事業をスタートしていますが、2022年育児・介護休業法改正「出生時育休(産後パパ育休)」の開始等も踏まえ、今後は男女共に家事・育児への参画を促し、男女の社会的格差の是正と少子化対策、地方での優秀な人材損失を防ぐことへ繋ぐ活動に力を入れて参ります。
2023年1月
代表理事 翁長 有希 ・ 渡部 真由美